百鬼ドレッシング
市販のタレやドレッシングを使っているけど、いまいち飽きてきたな、と感じることは多いはず。
近所のスーパーで買えるものは、どうしても似たような味になってしまいがちです。
そんなタレ事情ですが、百鬼ドレッシングは一味違います(文字通りね)。
振れば振るほど旨くなる
20回振るのも味のうち
素材の味を生かします
パッケージにそんな謳い文句が書かれている、「百鬼ドレッシング」。
「百鬼」とは北海道の中札内村のレストランの名前です。
パスタ専門店「モンシェルトン」を前身に持つこのレストランでは、特製のドレッシング……もといタレを製造・販売しています。
それがこの百鬼ドレッシング。取り寄せで愛用する人がいるほどの実力を持っています!
(2019年4月現在、レストラン「百鬼」は閉店していますが、「百鬼ドレッシング」の販売は続いています)
このタレどんなタレ?
蓋を開けた瞬間、強烈な匂いが鼻を衝きます。誰でもわかる、嗅ぎ覚えのあるこの匂いはマスタードです。
原材料にはしっかりと「粒入りマスタード」の文字が。チョリソーやビールを思い出してしまいます。
味見をしてみると、ひどくとげとげした味が舌を突き刺します! こんなに尖った味、料理に使うのは難しそうと思ってしまいますが、良く見ると注意事項が書いてありました。
醤油味、酢味などを強く感じるのは振り方が足りません。
お使いになる前に白っぽくなるまで降るのが美味しさの秘訣です。
そう、キャッチコピーにもあるように、百鬼ドレッシングは振らなければ始まらない。
放っておくと油分と分離しますので、使う前には毎回振りましょう。
書いてある通り、しっかりと白くなるまで振り続ければ、味が融合してマイルドになります。
油に包まれながら、米酢とコンビを組んだマスタードが舌に触れ、続いて醤油や塩、香辛料が続きます。
ただの酸味や塩気だけではない奥深い味は、きっと小麦やりんごなどが正体なのでしょう。
おすすめのタレ方
マスタードといえば? もちろんホットドッグですよね。
ケチャップと合わせたアメリカの味。時々食べたくなります。
しかし百鬼ドレッシングの本領が発揮されるのはホットドッグではありません。
ホットドッグといえばケチャップがセットですが、百鬼ドレッシングにはすでに味がついており、それはケチャップのようなトマトベースではないのです。
醤油や塩などが含まれているため、比較的和風なマスタード、といったところなのですが、
それではどのような料理に合うか、次項で見ていきましょう!
おすすめ料理
- 肉の炒め料理
本当にドレッシングか? と思ってしまいますが、この使い方はなかなかに有用です。
このドレッシング、様々な具材を使って使われており、油分も多いです。炒め物の味付けに悩んだなら、百鬼ドレッシングを振りかけて火を通すだけでOK!
マスタードの風味が少々飛んでしまいますが、仕上げの際に少々かけると良いでしょう。酸味が肉の油とマッチしてくれます。 - しゃぶしゃぶ
ごまドレッシングがしゃぶしゃぶのタレになるのと同様の理屈で、こちらもすんなりとタレにできます。パンチの効いた味になりますよ!
そのままでは濃いので、少し薄めるなどひと工夫するのがおすすめです。 - パスタサラダ
忙しいランチにパスタサラダ。お世話になっている人は多いでしょう。
味のしっかりしたドレッシングなので、パスタサラダにもぴったりです。パスタを茹でて、野菜をもりつけて、あとはかけるだけ! 時短料理にぜひどうぞ。
レストラン「百鬼」はパスタ専門店の店主が運営していたので、パスタに合うのは必然と言えるかもしれません。 - 百鬼サンド
私が試したお手軽「百鬼ドレッシグのレシピ」があります。
お肉とぴったりな味付けを活かした簡単サンドイッチ。忙しい朝にも! - 百鬼・ペペロンチーノ
油分が多いため、オリーブオイルの代わりのような感覚でも使えます!
手間を増やさずに味を変えてしまうおすすめ料理です。 - その他、魚マリネやハンバーグもおすすめです。
まとめタレ!
以上、「百鬼ドレッシング」のタレビューでした。
レストランは閉店しているにも関わらず、通販で愛用している人がいるほどの強者タレです。どれほど美味しいか、試せばすぐにわかります。
マスタードの独特の味を見事にまとめた完成度の高いタレ。「ドレッシング」と名前はついていますが、サラダにかけるだけではもったいない。これ一本で、サラダからお肉の下味まで。使い方はあなた次第、一度でも使ってみれば、愛用者がいる理由がわかるでしょう。