肉料理に使うも良し、野菜炒めに使うも良し、隠し味やベースの味に使うも良し。
焼肉のタレはあらゆる場面で活躍する万能なタレですので、できれば自分だけの一本を見つけたい！ と思いますよね。
でも、スーパーに行くと、何種類もの焼肉のタレがずらっと棚に並んでいます。
試食できるわけではないので、パッケージだけを見て何を買うか決めなければなりません。
「じゃあ、CMで良く見るコレでいいか……」なんて思ってタレを購入していないでしょうか。
実際、焼肉のタレがすぐに無くなることはありませんし、一本当たりそこそこの値段がするので、いつも同じものを買ってしまいがちですよね。
新しいタレを試したいけど、何種類もある中から美味しいものを選び取るのは大変です。手っ取り早く本当に良い焼肉のタレだけを知りたいという方も多いのではないでしょうか。
そんなわけで、タレ専門レビューサイトであるタレコミが、数ある焼肉のタレの中から厳選した、本当に美味しいおすすめのタレをご紹介します！
「コレだ！」と思える焼肉のタレ選びの参考にしてくださいね。
本当に美味しいタレを使えば、安いお肉も一級品に変身します。
焼肉のタレの選び方
焼肉のタレには3つのベースがあります。
・醤油ベース
・塩ベース
・味噌ベース
それぞれベースの味を活かしたタレに仕上がっています。まずは好きな味のタレを購入しましょう。迷ったら王道の醤油ベースのタレがおすすめです。
また、焼肉のタレはベースによって味が大きく変わるので、一本ずつ持っておくのも良いでしょう。
醤油ベースと味噌ベースには、甘口、中辛、辛口の3種類が用意されていることがあります。
おすすめの選び方は、まず「ベース」と「辛さ」をしぼること。タレの系統を決めたら、あとは「レモン果汁入り」「あら切りガーリック入り」のようなアクセントで選んでみてくださいね。
1. 王道の醤油ベースのタレ
醤油ベースはまさにタレの王道。日本人の口になじみ深く、甘味料や薬味、フルーツをブレンドしやすいことも手伝い、最も種類が広く、親しまれている種類のタレです。
一般的に焼肉のタレと言われたら想像するのはこちらでしょう。
甘口、中辛、辛口の3段階の辛さが設定されているものも多いです。
1位：焼肉の王道！ 叙々苑のたれ
牛肉： 5.0
豚肉： 5.0
鶏肉： 4.0
・「王道（= 醤油ベース）」で「甘め」のタレが欲しい
・高級焼肉店の味を体験したい
誰もが知る「叙々苑」が販売する焼肉のタレ。20年の研究を重ねた結果、今の味を生み出しました。
当然叙々苑のたれのレシピは秘伝。社内でも知っている人間はわずかに4人しかいないんだとか。
味は甘味を少し強調した醤油ベース。ごま油やにんにんく、黒コショウの風味が香り、ごまが食感にアクセントを加えます。
「焼肉のタレ」というと濃い味のものを想像するかと思いますが、叙々苑のたれはまさにその王道。
なお、肉に下味をつける「もみだれ」入りですので、つけだれだけではなく下味用にも適しています。
叙々苑のたれ焼肉に合うように調整されたタレ[star-list number=5][wp_charts title="radarchart" type="radar" datasets="10,50,20,4[…]
2位：フレッシュでノンオイル！ スタミナ源たれ
牛肉： 4.0
豚肉： 4.0
鶏肉： 5.0
・「王道（= 醤油ベース）」で「フレッシュ」「フルーティ」感のあるタレが欲しい
・日常的な料理で使いたい
叙々苑のたれと同様、醤油ベースでにんにくの利いた焼肉のタレ。
最大の違いは原料にりんごや香辛料を含むこと。味が濃いのは間違いないのに、食べた後がスッキリ。胃にもたれる感覚や、味に飽きる気配もなく、どんどん箸が進むのは叙々苑のたれにはない魅力です。
「王道」として醤油系の濃い味を確保しながらも、塩系やレモン系のタレのように後を引く、不思議なノンオイルの一品。
叙々苑のたれとはまた別の「王道」です。
ちなみに、にんにく入りでありながら比較的スッキリとした味なので、他の味付けを阻害しません。そのため様々な料理の隠し味やベースの味に使えますよ！
りんごのフレッシュさも備えているので、個人的には卵かけご飯に使っています。パスタソースを作るのにも使えるかもしれません。
焼肉だけではなく、さまざまな料理に応用を利かせたい人におすすめです。
特徴スタミナ源たれは、あの「液体グルメバラエティー たれ」でグランプリを獲得したタレです。りんご、にんにく、玉葱、生姜がふんだんに入っており、ご飯に合わないはずがない！お肉をスタミナ源たれに入浴させたら、ご飯にバウン[…]
3位：全体の7割弱がたまねぎ！ 宮のたれ
牛肉： 5.0
豚肉： 4.0
鶏肉： 3.0
・「王道（= 醤油ベース）」で「あっさり」感のあるタレが欲しい
・たまねぎがとにかく好き！
醤油、にんにくが使われているのは他のタレと同様ですが、最大の特徴は成分の7割弱をおろしたまねぎが占めていること。
しかも、保存料不使用かつ非加熱。たまねぎのおいしさを生のまま思う存分味わえます。
原料は醤油、にんにく、酢、そしてたまねぎのみ。あっさりとした味を楽しめます。
特徴スタミナ源たれは、あの「液体グルメバラエティー たれ」でグランプリを獲得したタレです。りんご、にんにく、玉葱、生姜がふんだんに入っており、ご飯に合わないはずがない！お肉をスタミナ源たれに入浴させたら、ご飯にバウン[…]
4位：あら切りにんにく＋レモン果汁！ 花亭ビストロガーリックステーキソース
牛肉： 4.5
豚肉： 4.0
鶏肉： 4.0
・「王道（= 醤油ベース）」で「酸味」のあるタレが欲しい
・にんにくを味わいたい！
醤油とにんにくのゴールデンコンビ……と思いきや一味違います。
普通ににんにくを入れるのではなく、荒く切られた乾燥にんにくがごろごろ入っているんです！
ステーキソースに欠かせないガーリック感が嬉しいですね。
さらに、昆布だしとレモン果汁を加えているのも特徴。
昆布だしが和風を醸し出し、レモン果汁の酸味が後を引きます。
2. 焼肉のアクセント！ 塩ベースのタレ
やっぱり焼肉の王道は醤油ベースという人は多いのですが、味が濃いのですぐに飽きが来がちです。
そんな時に活躍するのが塩ベースのタレ。さっぱり、あっさりしていて、醤油ベースとあわせて食べれば口の中が楽しくなります！ 元がさっぱりとした鶏肉や、薄切りのタンとの相性は醤油ベースのタレを上回ることも。
あっさりしているため、フルーツ果汁やごま油を混ぜると風味がとても豊かになります。レモンやゆずのような柑橘類の果汁は、パック済みのものをスーパーで簡単に手に入れることができますので、試しに一度混ぜてみてください。
また、フルーツ果汁やごま油との相性が良いことを活かし、最初からそれらが配合された塩タレが売られていることもあります。甘口や辛口といった分類はありませんが、これらにより差別化がなされているのが特徴です。
1位：シンプルが一番！ 牛角 旨塩だれ
牛肉： 3.5
豚肉： 5.0
鶏肉： 5.0
・シンプルな塩タレが欲しい
・自分でタレをカスタマイズしたい
焼肉屋の「牛角」が販売する塩タレ。塩やにんにく、水あめをベースにしています。
このタレの特徴はシンプルであること。先述の通り塩タレにはごま油やフルーツ果汁を混ぜやすいため、各メーカーは柑橘系の風味などをつけて差別化を図ることが多いのです。その点牛角の旨塩だれは余計なものが入っていないので、ある意味最も塩タレらしく仕上がっています。
シンプルなために、自分でカスタマイズしやすいのも魅力です。ごま油やフルーツ果汁だけではなく、オリーブオイルや他の醤油ベースのタレを混ぜたり、あらびきの黒コショウを追加しても良いでしょう。
あまりスーパーでは売っていないため、Amazonでの購入をおすすめします。
2位：にんにく好きにはたまらない、香味にんにく塩だれ
牛肉： 4.0
豚肉： 4.0
鶏肉： 4.5
・メインで食べたいくらい塩味が好き！
・ガツンとにんにくを利かせ、レモンでさっぱり食べたい
塩ベースのタレに、あらびきにんにくが強く香り、食欲をそそります。
塩タレは箸休め的に使われることも多いですが、香味にんにく塩だれはメインも張れるガッツリ系。にんにくに加え、ごまの風味も箸を進めます。
そんなガッツリ系でありながら、ごま油とレモン果汁の配合により、塩タレに求められるさっぱり感も備えているのです！
3位：やみつきになる！ 塩キャベツのたれ
牛肉： 3.5
豚肉： 4.0
鶏肉： 4.5
・野菜用の塩タレが欲しい
・ごま油が好き
1位と同様、「牛角」で使われている塩タレです。牛角でオーダーできる「やみつき塩キャベツ」の味の再現がコンセプト。
基本的にはキャベツのように野菜につけるタレというイメージが強いですが、焼肉につけても相性抜群です。公式HPのレシピにはから揚げもおすすめメニューとして載っていますね。
特徴は味のカスタマイズがしやすいところ。野菜にも肉にも合うのですが、やはりそれぞれで求められる味が違うので、自分で適した味を見つけてみましょう！
元々にんにくの風味が強いため、お好みで他の調味料と混ぜてみるとガラッと味が変わります。特にごま油との相性が良いので、ごま油とこのタレを1:1くらいで混ぜ合わせて使うのがおすすめです。
ホルモンの相棒、味噌ベースのタレ
醤油やにんにくが含まれているのは醤油ベースと同様ですが、味噌が追加されているのが特徴の味噌ベース。ホルモンを始めとした内蔵系の焼肉を食べたい人におすすめです。
味噌自体が辛いものとの相性が良いので、唐辛子やコチュジャンが混ざっていることが多いです。醤油ベースより全体的に辛めのものが多いと考えて良いでしょう。
濃い味のタレとしては醤油ベースのタレと被るところがあるので、甘口と辛口で分けたり、できるだけ別ベクトルの味を購入するようにして、焼肉を楽しみたいですね！
なお、ベースが味噌＋醤油であるため、醤油の割合によっては醤油ベースのタレとあまり変わらないものも存在します。味噌の味にこだわりたいなら、成分表記でなるべく前のほうに味噌が書かれているものを選びましょう。
1位：味の王様！？ 焼肉のたれ 味噌
牛肉： 5.0
豚肉： 4.5
鶏肉： 3.0
・赤ワインのフレーバーが利いた味噌タレを食べてみたい！
・非加熱でオーガニックなタレが欲しい
「味の王」ブランドより販売されている味噌タレ。なんと、水も熱も使っていない独自製法のタレです。
熱を全く加えていないため、素材の味がそのまま生かされており、焼肉とうまく調和してくれるでしょう。
「ブレンドしただけ」の原材料の中には、味噌や醤油だけではなく、ワインや酒精も。これらがそのまま密封されているので、鍋やスープの素、チャーハンの隠し味にも使える便利な味噌タレです。
2位：辛さを求めるなら！ 馬鹿たれ
牛肉： 5.0
豚肉： 4.0
鶏肉： 3.5
・辛めの味噌タレが欲しい
・コチュジャン系の辛味が好き
本格醸造の醤油により熟成させています。素材に韓国唐辛子やコチュジャンをふんだんに使用し、上品な辛さを実現したタレです。
他にも原材料にりんごや生姜を使用しており、意外とさっぱりした後味に仕上がっています。
馬鹿たれには甘口と辛口の2種類があるので、お好みでお選びください。
3位：ねぎの風味がたまらない！ ねぎ味噌だれ
牛肉： 4.0
豚肉： 4.0
鶏肉： 4.0
・ねぎの香りが好き
・たくさんタレを使いたい
こうじ味噌・三温糖・本みりんによってコクと甘味を調整した味噌ダレをベースに、香り高いねぎを含ませたタレが食欲をそそります。香辛料もピリっときいており、醤油ダレや塩ダレにはないアクセントが焼肉を彩ってくれますよ！
焼肉のほかにもチャーハンの隠し味に使えばねぎの香りが移って美味しくなるでしょう。2キログラムと内容量が多いので、思い切ってたくさん使えます！ 大家族にも向いていますね。
まとめタレ！
本当にたくさんの種類がある焼肉のタレ。選ぶのは大変ですが、本当に好きなタレに巡り合えば末永く付き合っていけます。
私はいくつものタレを試した結果、醤油ベースのタレで2位にランクインした「スタミナ源たれ」を愛用しています。いろいろな料理に応用が利くところが気に入りました。
今回の記事が、皆さんだけに最適な一本を見つける助けになればうれしいです。
おすすめタレまとめと購入リンク
醤油ベースのタレ
・「王道（= 醤油ベース）」で「甘め」のタレが欲しい
・高級焼肉店の味を体験したい
・「王道（= 醤油ベース）」で「フレッシュ」「フルーティ」感のあるタレが欲しい
・日常的な料理で使いたい
・「王道（= 醤油ベース）」で「あっさり」感のあるタレが欲しい
・たまねぎがとにかく好き！
・「王道（= 醤油ベース）」で「酸味」のあるタレが欲しい
・にんにくを味わいたい！
塩ベースのタレ
・シンプルな塩タレが欲しい
・自分でタレをカスタマイズしたい
・メインで食べたいくらい塩味が好き！
・ガツンとにんにくを利かせ、レモンでさっぱり食べたい
・野菜用の塩タレが欲しい
・ごま油が好き
味噌ベースのタレ
・赤ワインのフレーバーが利いた味噌タレを食べてみたい！
・非加熱でオーガニックなタレが欲しい
・辛めの味噌タレが欲しい
・コチュジャン系の辛味が好き
・ねぎの香りが好き
・たくさんタレを使いたい